NEW RELEASE

作品名:祝福の唄

技法:ジークレー

制作年:2018年

サイズ:【S】42.0×29.7cm【L】51.5×36.4cm

 水中、特に深海は宇宙に通じるような

イメージがありましたので、

幻想的な世界観を構築する上で、一体化させ、

水の中の宇宙となりました。

月光の差し込む水面ほど海、

下へ行くほど宇宙となっています。

水の中の星について、

左下は地球の意匠を含んでいますが、

実際の惑星というよりはイメージ 的なもので、

右下の星はアクアマリンと同様3月の誕生石の

ブラッドストーン、

左上はサンゴの 質感のイメージです。

イルカはつがいであり、周りを飛ぶ白鳥は

実態というよりはエネルギー体のような

現象的な存在です。

その鳥たちが、

幸せな二匹を祝福する歌をうたいながら、

光の方へと導いているイメージです。


作品名:木漏れ日の出会い

技法:ジークレー

制作年:2018年

サイズ:【S】42.0×29.7cm【L】51.5×36.4cm

バッカスの神話から葡萄をモチーフとし、

葡萄と合わせ多幸・多産を象徴するリスや、

葡萄や神話でも関係性のある鹿を

登場させました。

リスと鹿の関係性をメインに置き、

リスのちょっとした思いやりや、

種族の違う動物同士が寄り添うような、

歩み寄るような情景を、 

柔らかいライティングで、

優しく穏やかな空間になるよう演出しました。

作品のシーンは出会いになるので、

その後の二匹の関係性や展開などを

想像してもらうのが 面白いと思います。

鹿は当初、角のある牡鹿でしたが、

柔らかくしたかったので、小鹿になりました。


作品名:実りの大地

技法:ジークレー

制作年:2018年

サイズ:【S】42.0×29.7cm【L】51.5×36.4cm

ガーネットの由来である「種子」や、実り、

生命力の象徴であることから

イメージを はじめ、

ガーネットと同じ情熱や

生命力の象徴である馬を登場させました。

朝日は新しいことが始まることを暗示し、

ノアの方舟の灯りとしての

ガーネットも表しています。

ザクロの新芽や若葉は生命の芽吹きを表し、

朝露を生命力の結晶のように見立て、

それらが天に昇り、

空の星と同一化するようみせることで、

生命力が湧きたち上へ上へと昇ることが、

進む先、目指す場所、

望む未来といったものへ、

導いているような

イメージになるようにつなげました。

作品名:ダイヤモンド

技法:ジークレー

制作年:2018年

サイズ:【S】42.0×29.7cm【L】51.5×36.4cm

差し込む木漏れ日により雪が解け、水として、

その水が注がれた桜が花をつけ、 

木漏れ日に照らされる様な、

絵の中に一連の流れのようなものが

イメージとしてあります。 

ダイヤモンドは白い(透明な)イメージですが、

作中では白が映える色を配して、

そのうえで 白色や透明感が際立つような、

画面作りを意識しています。

鹿は優雅さを表し、牡鹿の枝角は生命の木を

連想させ、超自然的なものへと人々を

導くといった神秘的な存在です。

絵の中の鹿は牡鹿ですが、

ダイアモンドのイメージに合わせ、 

どちらかと言えば女性的な、しなやかさ、

優美さを強調したフォルムにしています。 

動物としての物質的な存在というよりは、

高潔さや気高さのような精神性を

象徴した概念的な存在と考えています。

作品名:エメラルド

技法:ジークレー

制作年:2018年

サイズ:【S】42.0×29.7cm【L】51.5×36.4cm

夜でもなく昼でもない、

膨大なエネルギーを

放出する何か(それこそ叡智や真理の ような)に照らされ、包み込まれた世界。

広がる森は生命と豊饒を表し、

どこまでも続いていく。

光、エネルギー、雲、風など、画面中で

いろいろな要素が流れを

形成するようにしています。 

エネルギーの中心へ向かう梟たちは、

探求心や向上心を表し、

行動の先に得られる叡智や 栄光、

それらを求める希望をイメージしています。

梟のとまっている木は、

知恵の樹の実の一説にあるリンゴの木。 

梟は、自分の中でいかにも梟らしい梟

ということで、ベンガルワシミミズクです。